「魚が体に良いのは知ってるけど、実際どんな効果があるの?」「魚って、調理が面倒だけど食べたほうがいい?」

魚は、私たちの体づくりや健康維持に欠かせない栄養を含む食材です。
DHA・EPAなど、身体に良い栄養素を多く含んでいると聞いたことはあっても、実際にどんなメリットがあるのか知らない方は意外と多いようです。

そこで今回は、魚を食べる6つのメリットを中心に、栄養の特徴や上手な取り入れ方まで詳しく解説します!
魚を毎日の食事に取り入れたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

魚を食べるメリット6選

健康維持に役立つと言われる魚ですが、実際どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、魚を食べることで得られるメリットを6つ紹介します。

  • 記憶力維持をサポート
  • 生活習慣病の予防をサポート
  • タンパク質で丈夫な体づくり
  • 丈夫な骨を維持
  • 疲労時の体力回復
  • 低カロリーでヘルシー

1つずつ詳しく紹介しますので、チェックしてみてください。

記憶力維持をサポート

魚を食べるメリット1つ目は、記憶力の維持をサポートする点です。魚は、記憶力や集中力の維持に役立つ栄養素を多く含んでいます。

特に、青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳の働きを助ける栄養素です。
年配の方の認知機能の維持や、お子さんの脳の発達など、年齢を問わず良い影響があると言われています。

勉強や仕事のパフォーマンスを上げたい方や、ストレスによる脳の疲れや記憶の低下を感じる方にもおすすめです。

生活習慣病の予防をサポート

魚を食べるメリット2つ目は、生活習慣病の予防をサポートする点です。

魚の脂には、血液の健康をサポートするEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれています。これらの成分は、血液をサラサラにし、血管や心臓の健康維持に役立つと言われています。

また、魚は脂質が少なめの種類が多いため、肉を中心とした食生活よりヘルシーなのもポイントです。

魚を取り入れることで栄養バランスの良い食事を摂りやすくなるので、生活習慣病が気になる方の健康維持に適しています。

タンパク質で丈夫な体づくり

魚を食べるメリット3つ目は、豊富なタンパク質で丈夫な体づくりができる点です。

タンパク質は、筋肉や内臓の健康維持のために欠かせない栄養素。積極的に摂ることで、体の修復や免疫力の維持にも役立ちます。

魚はタンパク質を豊富に含みながらも脂肪は少ないので、多く摂取しても太りにくいのもポイントです。
健康的で丈夫な体を目指す方には、毎日の食事で魚を取り入れることをおすすめします。

丈夫な骨を維持

魚を食べるメリット4つ目は、丈夫な骨を維持するのに適している点です。

魚にはカルシウムやビタミンDなど、骨の形成をサポートする栄養素が多く含まれています。
小魚や、骨ごと食べられる缶詰の魚(さば・いわしなど)は、手軽にカルシウム摂取ができるので特におすすめです。

骨ケアは若いうちから始めると良いとされているので、積極的に魚を摂取するように意識してみてください。

疲労時の体力回復

魚を食べるメリット5つ目は、疲労時の体力回復に役立つ点です。

魚には、疲労回復に役立つタウリンや、体内のエネルギー代謝を助けるビタミンB群が豊富に含まれています。
EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)がストレス軽減にも貢献するため、疲れた体と心を内側からサポートします。

魚は栄養価が高く、少量でも満足感があるので、元気を取り戻したい時の食事にぴったりです。

低カロリーでヘルシー

魚を食べるメリット6つ目は、低カロリーでヘルシーな食事メニューを作れる点です。

魚は肉類に比べて脂質が少なく、カロリーが低い傾向があるためダイエット中の食事に適しています。
食べ応えがあり必要な栄養もしっかり摂れるので、食事をコントロールしつつ健康的な体づくりが可能です。

特に脂質が気になる方は、蒸し料理や焼き魚で調理すると、よりヘルシーに食べられます。

魚を食べるのは身体にいい?

「魚は身体に良い」と言われていますが、実際おすすめされるのはどんな理由からなのでしょうか。
ここでは、以下の3つのポイントについて掘り下げて解説します。

  • 魚の脂の健康効果
  • 肉類ばかりだと良くない理由
  • 魚を食べることでデメリットはある?

1つずつ、詳しく見ていきましょう。

魚の脂の健康効果

魚の脂に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は「良質な脂」と言われ、血液の流れをスムーズにする働きがあります。

魚の脂は、植物油と同じように常温で固まることのない「不飽和脂肪酸」です。抗炎症作用があり、体内バランスを整える効果も期待できます。

EPAやDHAは、特にアジ・サバ・サンマなどの青魚に多く含まれています。
加熱しても栄養価が比較的保たれるので、さまざまな調理法で積極的に食事に取り入れるようにしましょう。

肉類ばかりだと良くない理由

肉類ばかりの食生活が良くない理由は、脂質・塩分が多くなる傾向があるためです。

肉類は魚に比べて、カロリーが高い「飽和脂肪酸」が多く含まれています。
飽和脂肪酸の摂りすぎは体に負担をかけることもあるため、肉ばかりの食事が続くと健康維持が難しくなる場合があります。

魚には肉に少ないDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)などの成分が含まれるので、健康のためには、肉と魚をバランスよく摂ることが理想的です。

偏った食生活が体調不良の原因にもつながる可能性があるので、食生活のバランスを見直すきっかけに魚を有効活用しましょう。

魚を食べることでデメリットはある?

健康維持に役立つ魚ですが、食べることによってデメリットはあるのでしょうか。
魚は、魚そのものに大きな健康上のデメリットはほとんどないものの 、食べにくさに関するデメリットがあります。

  • 骨があり食べにくい
  • 調理に手間がかかる
  • 肉と比べて価格が高い場合が多い
  • 魚特有のニオイがある

魚は小骨が多い傾向にあるので、小さな子どもや高齢者が食べる際は注意が必要です。

また肉に比べて調理に手間がかかるため、食事メニューに取り入れるのが面倒と感じる場合もあるでしょう。

生魚に関しては、鮮度管理が難しく、独特の臭みをとる手間が必要な点もデメリットと言えるかもしれません。

魚で得られる効果と栄養素

魚が身体に良いことがわかったところで、具体的に魚に含まれるどのような栄養素が健康維持に役立つのかチェックしてみましょう。
ここでは、5つの栄養素とその効果について詳しく紹介します。

  • 血液サラサラを助けるEPA
  • 記憶力をサポートするDHA
  • 丈夫な骨作りに役立つカルシウム
  • 疲労回復を助けるタウリン
  • 身体のバランスを整えるビタミン類

1つずつ詳しく見ていきます。

血液サラサラを助けるEPA

魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)は、血液をサラサラにすることを助け健康維持に役立つとされる成分です。
EPAは青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸の一種で、血液の流れをスムーズにしたり、血管の柔軟性によい影響を与えます。

さらに、中性脂肪の安定をサポートする作用も期待できます。

EPAは、イワシ・サバ・アジなどの青魚に特に多く含まれる成分です。
血管の健康維持や、生活習慣病が気になる方にとって、積極的に摂り入れてほしい栄養素のひとつです。

記憶力をサポートするDHA

魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や神経の構成成分として重要な役割を持つ成分です。

記憶力や集中力をサポートし、脳内の情報伝達をスムーズにするといわれています。
認知機能の維持や、学習能力の向上のサポートに役立つとされていて、幼児から高齢者まで年齢を問わず幅広い方におすすめです。

DHAは人間の体内で合成できないため、食事からとる必要があります。
魚の脂に豊富に含まれているので、記憶力に不安がある方は、積極的に食べるようにしましょう。

丈夫な骨作りに役立つカルシウム

魚に含まれるカルシウムは、骨や歯を構成する上で重要なミネラルです。

骨密度の維持をサポートし、骨の健康維持にも役立つので、丈夫な体づくりのために積極的に取り入れましょう。
カルシウムはビタミンDと一緒に摂ることで吸収率が高まるため、ビタミンDを多く含む魚は丈夫な骨作りに適した食材です。

骨ごと食べられる小魚や缶詰の魚を利用することで、無理なく効率的に摂取できます。

疲労回復を助けるタウリン

魚に含まれるタウリンは、疲労回復をサポートする成分として知られています。

タウリンはアミノ酸の一種で、疲労回復だけでなく、目の疲れや集中力低下をサポートするといわれています。
さらに、肝臓の働きを補ったりエネルギー代謝をサポートすることで、体調全体のバランスを整える点も魅力です。

タウリンは栄養ドリンクにも配合されることの多い成分ですが、イカ・タコ・貝類などに多く含まれているので、食事で簡単に摂取することができます。

身体のバランスを整えるビタミン類

魚には、身体のバランスを整えるビタミン類が豊富に含まれています。

特にビタミンB群が充実していて、エネルギー代謝を助けるビタミンB6や、神経の働きを整えるビタミンB12など、健康維持に欠かせない成分が充実しています。

さらに、骨の健康を支えるビタミンD・皮膚や粘膜を守るビタミンA・免疫力の向上を助けるビタミンEなども豊富です。
野菜だけでは不足しがちなビタミンを魚から摂取し、健康と美容の両方をサポートしましょう。

魚不足を補うならサプリメント

魚にはEPAやDHAをはじめ、血液や脳の働きをサポートしたり、骨や体調を守るために欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
けれども、実際には「調理の手間がかかる」「家族が魚より肉を好む」といった理由で、毎日の食卓に魚を並べるのは難しいという声も多いのが現実です。

そんなときは、魚に含まれる成分が入ったサプリメントを活用するのも一つの方法ですよ。

まいにちDHA・EPA
  • 価格:980円~1,280円
  • 容量:30粒(1日1粒目安)
  • 形状:ソフトカプセル

魚不足が気になっている方や、仕事や勉強に集中したい方におすすめのサプリメントです。DHA・EPAの弱点である酸化対策に、南極オキアミ由来のクリルオイルを用いています。
まいにちDHA・EPAはビタミンDとビタミンEの栄養機能食品で、サポート成分も入った日々の健康習慣を支えるサプリメントです。

魚を食べる際のポイント

魚は毎日食べても体に悪いものではなく、むしろ健康に良い食材です。ただし、食べ方によって注意が必要な点もあります。

  • 塩分の摂りすぎに注意
  • 刺身は鮮度を確認し保存に注意

1つずつチェックしてみてください。

塩分の摂りすぎに注意

魚を食べる際、気をつけてほしいのは塩分の摂りすぎです。特に干物や塩焼きは、思った以上に塩分が多くなっています。

蒸し料理・焼き魚などは塩分を抑えやすいですが、味噌煮などは塩味が多いので食べすぎに注意しましょう。

自分で調理する際は調味量を控えめにし、味付けはできるだけ薄味を心がけてください。
レモンや香草で風味付けして、素材の味を楽しみながら食べるのもおすすめです。

刺身は鮮度を確認し保存に注意

魚を刺身で食べる際は、胃痛や食中毒の恐れがあるアニサキスなどの寄生虫に注意が必要です。

一度冷凍された刺身用の魚は、比較的安全と言われていますが絶対ではありません。
信頼できる販売店で購入し、必ず「生食用」として売られている魚を選ぶようにしましょう。

食べる直前まで冷やしておくなど、自宅での衛生管理も徹底してください。
参照:アニサキス線虫による食中毒予防の注意喚起について|厚生労働省

魚を簡単に食べるためにおすすめの方法

魚は、骨があったりさばく必要があったりと調理に手間がかかるため、肉に比べて食卓に並びにくい食材です。
ここでは、魚を簡単に食べるために、おすすめの方法を3つ紹介します。

  • 冷凍の切り身を利用する
  • 缶詰を利用する
  • お惣菜や加工食品を利用する

1つずつ詳しく紹介します。

冷凍の切り身を利用する

魚を簡単に食べるには、冷凍の切り身を活用するのがおすすめです。

市販の冷凍魚は、栄養価の点で生魚とほとんど変わらない上に、長く保存できるメリットがあります。
必要な分だけ解凍して使えるので、ストックしておけば忙しい日も魚料理を簡単に作れて便利です。

骨取り済みの冷凍魚や、焼くだけでOKな味付け済み商品もあるので、上手に活用してみてください。

缶詰を利用する

魚を調理する時間が取れない時は、缶詰を利用するのもおすすめです。

缶詰は魚を丸ごと食べることができ、切身よりも効率良く栄養が摂取できます。

調理不要でそのまま食べられるのはもちろん、アレンジがしやすいのでレシピの幅を広げたい時にもぴったりです。
保存期間が長くストックしやすいため、継続的に食事に取り入れやすい点も缶詰の魅力です。

お惣菜や加工食品を利用する

魚を簡単に食べるには、お惣菜や加工食品を利用するのもひとつの方法です。

魚のお惣菜は、フライ・焼き魚・煮付けなど種類が豊富に出ているので、忙しい日の食事に取り入れやすいでしょう。
骨が取り除かれている商品も多いので、魚の小骨が苦手な人でも食べやすい点も魅力です。

スーパーやコンビニで手軽に購入でき、少量パックのものもあるので、一人暮らしの人にも適しています。

魚を食べるメリットを活かして体を整えよう!

今回は、魚を食べるメリットをはじめ、栄養素や特徴について紹介しました。

魚には、記憶力をサポートするDHAや骨や筋肉をサポートするタンパク質・カルシウムなど、健康維持に役立つ栄養素がたっぷり含まれています。

週に数回、無理のない頻度で魚を取り入れてみてください。
体のバランスが整い、疲れにくく健やかな毎日をサポートしてくれます。

魚がなかなか摂れないときは、サプリメントを上手に活用して、元気に食生活を楽しみましょう!