「ビタミンCを飲み物で手軽に摂れたら楽なのに」「ビタミンCを活かすには何を飲めばいい?」
美容と健康をサポートするビタミンC。
ドリンクで手軽に摂取できたら便利ですが、どんな飲み物を選べば良いか迷う方は多いようです。
そこで今回は、ビタミンCを多く含む飲み物7選を紹介します。
ビタミンCの働きや、効果的な摂取方法も詳しく解説しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
ビタミンCの基本情報をチェック
美容や健康維持に欠かせない栄養素であるビタミンC。
ここでは、ビタミンCの特徴・摂取量・メリットをわかりやすく解説します。
ビタミンCとは?美容&健康をサポートする栄養素
ビタミンCは水溶性のビタミンで、美肌や健康な身体作りに欠かせない栄養素です。
強力な抗酸化作用があるため、細胞の老化防止をサポートし、若々しい印象に導いてくれます。
また、ストレスや疲労の軽減に役立つ点も特徴の1つです。
ビタミンCは人間の体内では作れないため、食べ物から積極的に摂る必要があります。
1度に吸収出来る量が限られているので、こまめに摂るのが理想的です。
1日に必要な摂取量は?
1日に必要なビタミンCの摂取量は、成人の男女で約100mgです。
喫煙の有無や、妊娠などによって若干必要量が異なります。
下の表を参考に、自分に必要な量を確認してみてください。
対象者 | 必要な摂取量(1日あたり) |
---|---|
成人男性 | 100mg |
成人女性 | 100mg |
妊娠中 | 必要摂取量+10mg |
授乳中 | 必要摂取量+50mg |
喫煙者 | 必要摂取量+35mg程度 |
タバコはビタミンCの吸収率を低下させるため、喫煙者は多めに摂取するほうが良いでしょう。
また、ビタミンCは抗ストレスホルモンの生成に不可欠なので、日々ストレスを感じやすい人は積極的に摂取するのが理想的です。
ビタミンCを飲み物で摂るメリット
ビタミンCは、水に溶け出す性質があるため、調理法によっては摂取できる量が少なくなるのが難点です。
「食べ物だけ」で必要な量を摂るのは、少しハードルが高いと言えます。
手軽に摂取するには、飲み物を活用するのが効率的でおすすめです。
以下のようなビタミンCを飲み物で摂るメリットがあります。
- 吸収が早く、体内でスムーズに利用される
- 食欲がなくても手軽に摂取できる
- 野菜ジュースなど、ビタミンC以外の栄養素も摂りやすい
- 栄養補給と水分補給を同時に行える
- 加熱調理に弱いビタミンCを生で摂れる
- 習慣化しやすく、続けやすい
コンビニで買える野菜ジュースやビタミンドリンクを利用すれば、忙しい時でも摂取しやすいでしょう。
ビタミンCが多い飲み物7選
実際にビタミンCを多く含む飲み物は、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、ビタミンCを含む飲み物を7つ紹介します。
100mgあたりのビタミンC含有量も合わせて紹介しますので、参考にしてみてください。
青汁(ケール)
ビタミンC:1~50mg/100mL
青汁はケール等の緑黄色野菜が原料で、ミネラルや食物繊維を豊富に含む飲み物です。
抗酸化作用に加え、便秘予防を期待できるので、腸の調子を整えたい人に適しています。
基本は無糖のものが多いため、余分な糖分を避けたい人にもおすすめです。
青汁に苦手意識がある場合は、果汁入りやオリゴ糖入りなどを選ぶと飲みやすくなります。
メーカーや種類によって異なりますが、100mLあたり1~50mgほどのビタミンCが含有されています。
パッケージに栄養素の記載があるので、購入前に確認してみてください。
参照:青汁|カロリーSlism[Calorie計算&栄養分析!元気をサポート]
アセロラジュース
ビタミンC:約120 mg/100mL
アセロラは、レモンの34倍のビタミンCが含まれていると言われる果物です。
アセロラジュースは、酸味が強く爽やかな飲み口が特徴で、美容ドリンクや健康補助飲料として人気があります。
リンゴやレモンなど、他の果汁がブレンドされていることが多いのも特徴的です。
メーカーや商品によって栄養素に違いがあるので、ビタミンCの正確な含有量はパッケージの記載で確認してみてください。
参照:アセロラジュース|カロリーSlism[Calorie計算&栄養分析!元気をサポート]
グレープフルーツジュース
ビタミンC:約38〜53 mg/100mL
グレープフルーツジュースは、さっぱりとした酸味と苦味のバランスが特徴のドリンクです。
カリウムが豊富に含まれているので、身体の水分バランスを整え、むくみケアをサポートします。
低カロリーのため、ダイエット中の飲み物としても理想的です。
ストレートと濃縮還元では栄養素の量に差があるので、購入の際は注意しましょう。
(※濃縮還元とは、果汁を一度濃縮してから水で戻すことを指します)
参照:グレープフルーツジュース|カロリーSlism[Calorie計算&栄養分析!元気をサポート]
オレンジジュース
ビタミンC:約30~42 mg/100mL
オレンジジュースは甘味と酸味のバランスが良く、味にクセがないため飲みやすい点が魅力です。
豊富に含まれた葉酸やカリウムが、体内の水分バランスを整え健康な身体つくりをサポートします。
市販のオレンジジュースの多くは濃縮還元です。
ビタミンCの含有量は、メーカーや商品によってバラつきがあるため、購入前に成分表示を確認すると良いでしょう。
参照:オレンジジュース|カロリーSlism[Calorie計算&栄養分析!元気をサポート]
玉露
ビタミンC:約19 mg/100mL
玉露は緑茶の一種で、美容や抗酸化目的で選ばれることが多い飲み物です。
若い芽を遮光栽培して作られた高級緑茶で、旨味と甘さを濃厚に味わえます。
ビタミンCは熱に弱いため、低温抽出することで、より多くの量を摂取することが可能です。
カテキンやアミノ酸を豊富に含み、リラックス効果も得られます。
参照:玉露茶|カロリーSlism[Calorie計算&栄養分析!元気をサポート]
グァバジュース
ビタミンC:約19 mg/100mL
グァバは、ビタミンCの含有量が高い果物として知られています。
グァバジュースは、トロピカルな甘酸っぱさで人気ですが、市販品としてはあまり多く見かけないかもしれません。
ビタミンAや食物繊維も含み、美容はもちろん、腸の健康を意識している人にも適しています。
果汁の割合や加工によってビタミンCの含有量が異なるので、購入前にチェックするのが理想的です。
参照:グァバジュース|カロリーSlism[Calorie計算&栄養分析!元気をサポート]
レモン水
ビタミンC:約11〜200 mg/100mL
レモン水はレモン果汁を水で割ったもので、ダイエット・デトックスなど美容や健康を意識する方に人気があります 。
美容意識が高い人に、特に人気のある飲み物です。
ビタミンCが含まれる量は、レモン果汁のみの場合は約50 mg前後/100mLですが、メーカーや商品によって大きく変動します。
果汁を絞って自宅で飲む際は、薄める量で調節可能ですが、市販品の場合は表示を確認するようにしましょう。
参照:レモン水|カロリーSlism[Calorie計算&栄養分析!元気をサポート]
ビタミンCの働き
ここでは、ビタミンCがどのような働きをするのかについて、詳しく解説します。
期待できる働きは、以下の8つです。
- コラーゲンの生成サポート
- 高い抗酸化作用
- メラニンの生成を抑制
- ヘム鉄の吸収に貢献
- 新陳代謝を促進
- 美肌をサポート
- ストレス対策
- 免疫力アップをサポート
1つずつ、詳しく紹介します。
コラーゲンの生成サポート
ビタミンCは、コラーゲンの生成に不可欠な「酵素」の働きをサポートします。
コラーゲンは、肌や関節などの組織を正常に保つために必要な成分です。
コラーゲンが不足すると、肌の弾力低下やシワ・たるみの原因につながります。
美容と健康な体をキープするために欠かせない栄養素です。
高い抗酸化作用
ビタミンCは、高い抗酸化作用があるのも特徴の1つです。
活性酸素を除去することで細胞の酸化を防ぎ、若々しさをキープします。
紫外線や大気汚染など、外的な刺激から肌と体を守る働きも期待できます。
メラニンの生成を抑制
メラニンの生成をおさえるのも、ビタミンCの働きの1つです。
正確には、メラニン色素を作る「チロシナーゼ酵素」の働きを抑えることで、紫外線によるシミ・そばかすを防ぎます。
透明感のある肌に導くので、日焼け後のケアや透明感ケアの成分として化粧品に配合されることも多いです。
ヘム鉄の吸収に貢献
ビタミンCは、ほうれん草や鉄剤などに含まれる「非ヘム鉄」の吸収率を高める働きもあります。
貧血気味の方や月経のある女性など、鉄が不足しやすい状態の改善をサポートするのにぴったりです。
新陳代謝を促進
新陳代謝を促すのも、ビタミンCの重要な働きの1つです。
肌のターンオーバーを整えることが期待されており 、肌荒れ予防をはじめ髪や爪の健康を保ちます。
疲労物質の代謝を助け、回復を早めることで、日々の活力をサポートします。
美肌をサポート
ビタミンCは、肌のバリア機能を整え、外的刺激から守る働きがあります。
美肌をキープしたい人には、ぜひ取り入れてほしい栄養素です。
ビタミンCを摂ることで過剰な皮脂の酸化を防ぎ、ニキビや毛穴の開きをケアできます。
さらに、炎症を抑える作用があるため、肌の赤みや腫れのケアにも有効です。
ストレス対策
ビタミンCは、ストレスを感じた際に消費されやすい栄養素です。
ストレス時に多く消費される「副腎皮質ホルモン」の合成をサポートします。
ビタミンC不足になると、イライラや疲労感が強まることがあるので、ストレスを感じやすい方におすすめされる栄養素です。
免疫力アップをサポート
ビタミンCの働き8つ目は、免疫力アップをサポートすることです。
白血球の働きを助け、病原体と戦う力を高めて、体のコンディションを整えるのを助けます。
風邪やインフルエンザなどの予防に役立つので、体調を崩しやすい時期には、積極的に摂取するのがおすすめです。
ビタミンCと一緒に摂りたい栄養素
ビタミンCの働きを効率的にサポートするためには、他の栄養素との組み合わせも大切です。
ここでは、ビタミンCと一緒に摂ることで相乗効果が期待できる栄養素を紹介します。
ビタミンA
ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種で、皮膚や粘膜の健康をサポートします。
身体の細胞を酸化ストレスから守る抗酸化作用や、乾燥や肌荒れ予防対策にも適した栄養素です。
ビタミンAは、ビタミンCと一緒に摂ることでバランスよく栄養を補えます。
それぞれの効果をより発揮しやすくなるので、同時に摂るのが理想です。
ビタミンE
ビタミンEは、強い抗酸化作用がある脂溶性ビタミンです。
生活習慣病の予防や、若々しい身体作りに役立ちます。
血行を促進する作用もあるため、冷え性や肩こりなどの不調をサポートしたい人にもぴったりです。
ビタミンCとビタミンEを一緒に摂る事で、抗酸化力がより強化され、肌の透明感アップにも役立ちます。
タンパク質
タンパク質は、肌・筋肉・内臓などを維持する際に欠かせない栄養素です。
筋肉量をキープし、若々しさを保つためにも重要な働きをします。
ビタミンCを一緒に摂るメリットは、肌の弾力をサポートするコラーゲンの生成を促す効果が期待できます。
若々しい肌や身体を維持したい人には、おすすめの組み合わせです。
鉄
鉄分は血液中のヘモグロビンの材料となり、酸素の運搬を助ける働きがある栄養素です。
不足すると、貧血や疲労感が起きやすくなり、美容面でも肌や髪のトラブルにつながる恐れがあります。
ビタミンCと一緒に摂ると、鉄の吸収アップに貢献するため、疲れやすさや顔色の悪さを和らげたい人におすすめです。
ビタミンB群
ビタミンB群は、代謝をサポートし、エネルギーを効率よく生み出すのに欠かせない栄養素です。
特にB2・B6は、皮脂バランスを安定させたり肌荒れを予防したりと、肌の調子を内側から整えます。
ビタミンCとの相性が良く、一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。
ビタミンP
ビタミンPは、柑橘類やそばなどに含まれるポリフェノールの一種です。
毛細血管の強化や、抗アレルギー作用などをサポートします。
ビタミンCの酸化を防ぎ安定化させる働きもあるため、一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。
美肌を目指したい方や、アンチエイジングが気になる方にぴったりな組み合わせです。
ビタミンCを効率よく摂りたい人の新習慣
ドリンクや食事からビタミンCを摂るのは理想的ですが、毎日の忙しい生活の中で十分な量を安定して摂り続けるのは意外と難しいもの。
そんな時に、手軽に取り入れられる習慣として注目されているのがサプリメントです。特に、体内への吸収効率を考えた製品を選べば、日々の栄養補給をよりしっかりサポートしてくれます。
- 価格:1,680~1,980円
- 容量:90粒(1日3粒)
- 形状:カプセル
ビタクリアCは、1日3粒で1,000mgのビタミンCを摂取できるサプリメント。リポソームビタミンCやビタミン誘導体など、溶けるスピードが異なる5種類のビタミンCを組み合わせることで、時間をかけて体に届ける工夫がされています。忙しくても毎日ビタミンCをしっかり摂りたい方、食事やドリンクだけでは物足りない方にぴったりの選択肢です。
保存料・香料・着色料無添加で、溶けやすいビタミンCをしっかり守る、ハードカプセルタイプのサプリメントです。
ビタミンCのよくあるQ&A
ビタミンCの働きや効果的な摂取方法を確認したところで、ビタミンCに関するよくある疑問をQ&A形式でわかりやすく紹介します。
摂りすぎの不安や飲み物で摂る際のデメリットなど、気になるポイントをまとめていますのでチェックしてみてください。
ビタミンCが不足するとどうなる?
ビタミンCの摂取が不足すると、コラーゲンの生成に問題が起きるなど、健康や美容面でトラブルを引き起こす可能性があります。
現代では稀な病気ですが、ビタミンCが著しく不足することで血管がもろくなり出血を引き起こす「壊血病(かいけつびょう)」という病気も存在します。
ビタミンC不足で、以下のような症状が起こる可能性があります。
- 倦怠感
- イライラ
- 歯ぐきからの出血
- 貧血の症状
- 肌のハリ感低下
美肌と健康を維持し、イキイキとした毎日を過ごすためにも、意識してビタミンCを摂取するようにしましょう。
ビタミンCの摂りすぎはNG?
結論から言いますと、ビタミンCを摂りすぎても基本的には問題はありません。
ビタミンCは水溶性のため、1日の推奨量以上を摂ったとしても、吸収できない分は尿として排泄されるためです。
体内に蓄積される油溶性のビタミンと違い、健康な人であれば、摂りすぎても過剰症のようなトラブルはないとされています。
ただし、腎機能の障害がある人がビタミンCを取り過ぎると、尿路結石が起きやすくなるという報告もあるので、持病がある人は注意が必要です。
「多く摂るほど健康に良い」というわけではないので、摂取は適量を目安にすると良いでしょう。
参照:水溶性ビタミン ⑨ビタミンC|厚生労働省
ビタミンCを飲み物で摂るデメリットは?
ビタミンCを飲み物で摂るデメリットは、糖分を多く含むものもあるため、飲みすぎに注意が必要な点です。
砂糖が多く含まれているものは、肥満や糖質過多につながるリスクがあります。
糖質が気になる人は、無糖の青汁や玉露でビタミンCを摂るのがおすすめです。
また、飲み物だけに頼ると栄養バランスが偏りやすく、必要な栄養が不足する恐れがあります。
ビタミンCを摂る際は、飲み物だけでなくサプリを上手く併用するのもおすすめです。
ビタミンCが多い飲み物を取り入れて美容と健康を目指そう
今回は、ビタミンCが多い飲み物7選と、ビタミンCの働きから効果的な摂取方法までを掘り下げて紹介しました。
ビタミンCが多く含まれる飲み物は、手軽に栄養補給できる健康習慣の1つです。
日々の生活に上手に取り入れて、美容や健康維持に役立ててみてください!