オフィスの仕事効率をアップさせるためには、収納面での工夫が必須です。充分な収納力はもちろんのこと、働く人にとって使いやすい仕組みが重要と言えるでしょう。
また仕事に対するモチベーションを高めるためには、デザイン面での妥協も禁物です。オシャレで機能的な収納家具で、オフィス全体の使い勝手を向上させましょう。
「オフィスの収納家具をどう選べば良いかわからない…」と悩んでいる方に向けて、主なオフィス収納家具の用途紹介や購入時の注意点を解説します。
オフィスで収納しなければならないアイテムは、多岐にわたります。収納場所がしっかりと決まっていなければ、あらゆる物が迷子になってしまうでしょう。
重要書類からちょっとした文房具まで、「探し物ばかりで全然仕事がはかどらない!」なんてことにもなりかねません。
「スタッフそれぞれが使うものを、ただなんとなく置いておく」のではなく、オフィス全体の収納ルールを定め、それにあった収納アイテムを導入しましょう。
オフィスや仕事内容に合った収納家具を導入できれば、以下のようなメリットが発生します。
新たにオフィス収納家具を導入しようとすれば、やはりそれなりのコストがかかるもの。しかし、収納家具によって働きやすい環境を整備できれば、働く人の負担軽減につながるでしょう。長期的に見れば、人的コストを削減できる可能性も高まるはずです。
オフィス収納は、妥協せず、しっかりと準備を整えてから購入することが大切です。まずは「自分のオフィスに何が必要なのか?」を把握することからスタートしましょう。
オフィス収納の要は、書類収納システムです。ペーパーレス化が進んでいるとはいえ、日々の業務で発生する書類は、まだまだ少なくありません。
誰でもわかりやすいように、また探している書類をさっと取り出せるように、オフィスに合った収納システムが理想と言えるでしょう。
こんなときには、ぜひ「キャビネット」に注目してみてください。いわゆる「箱型収納」を示すキャビネットには、以下のような種類があります。
オープン型キャビネット
前面に扉が付いていない形のキャビネットです。
常に視界が開けているため、何が入っているのか一目瞭然。書類の出し入れも素早くできます。扉付きタイプよりも安価に購入でき、個人スペースを拡張したいときにも便利です。
一方で、機密性の高い書類の収納には適していません。また埃が溜まりやすく、地震に弱いという特徴もあります。
両開き型キャビネット
前面に両開き型の扉が付いたキャビネットです。
扉を開ければ、左右どちらも一度にチェックできるというメリットがあります。目当ての書類も探しやすいでしょう。扉がガラスになっているタイプは、特に人気です。
一方で、扉を開けるスペースを確保しなければならない点は、デメリットと言えるでしょう。
引き違い型キャビネット
前面に引き違い扉が付いたキャビネットです、
両開き型とは違い、扉を開けるためのスペースは必要ありません。限られたスペースでも、効率良く配置できるでしょう。こちらもガラス扉タイプが人気で、必要な場合は扉に鍵を掛けられます。
左右両方を確認するためには、扉の開閉が必要になる点がデメリットです。
ラテラル型キャビネット
ラテラル型は、いわゆる大型引き出しタイプのキャビネットです。
がばっと開く引き出しに、さまざまなものを収納できるというメリットがあります。書類はもちろん、商品サンプルや文房具類の収納にも役立つでしょう。
一方で、無秩序に入れれば、キャビネット内部はごちゃついてしまいます。内部のスペース分けが鍵になるでしょう。
クリスタルキャビネット
クリスタルキャビネットは、小型の引き出しが多数あるキャビネットです。
小物の分類別収納に適していて、キャビネット内部で物が迷子になるリスクも少ないでしょう。書類の一時保管場所としても重宝します。
一方で、大物収納には向いていません。また引き出しに鍵を掛けることもできないため、貴重品や私物の収納には向いていません。
収納するものやオフィス内のレイアウトによって、ベストなキャビネットのタイプは違ってくるでしょう。どういったタイプの棚が使いやすいのか、検討した上でベストな家具を選んでみてください。
キャビネットを導入する際には、複数の種類を組み合わせる形が一般的です。複数タイプを導入することで、多種多様な収納物に対応できるでしょう。
この場合に、ぜひ意識したいのが、オフィス空間の有効活用です。
同一シリーズのキャビネットであれば、上下に積み重ねて設置できるタイプも少なくありません。床から天井まで、壁一面を収納にできれば、省スペースでも大容量収納を実現できるでしょう。
それぞれ単品の性能だけに注目するのではなく、
についても、ぜひチェックしてみてください。
オフィス収納に関して、もう一点忘れてはいけないのが、デスク周り収納についてです。個々のアイテムが散らかりやすいデスク周りも、適切な収納家具導入で、使い勝手を向上させましょう。
デスク周りでの収納力をアップするための、3つの方法を紹介します。
これからデスクを購入するのであれば、デスクに引き出し収納が備え付けられているタイプを選ぶのがおすすめです。
このようなタイプを選択すれば、机の使用者専用の収納として使えます。細々とした事務用品を片付けられるでしょう。
両袖机の場合、引き出し収納がデスク下の左右両方に備え付けられています。収納力が増すだけではなく、机の面積も広がるため、使い勝手が向上するはずです。
一方で、人数が多いオフィスの場合、全員分の両袖机を並べるのは困難でしょう。こんなときには、やや収納力は劣るものの、片袖机が便利です。
すでに収納がないタイプのデスクを使用していて、新たに買い替える予定がない場合は、デスク下で使用できる専用キャビネットを購入するのがおすすめです。
専用の収納場所を作ることで、物を探す時間も省けるでしょう。
独立した専用キャビネットを用意するなら、ワゴンタイプがおすすめです。キャビネットを自由に動かせるので、仕事中のワークスペース確保にも役立ちます。
またデスクを移動する場合でも、キャビネットの中身を入れ換えず、そのまま移動させられます。オフィス内の引っ越し作業の、時短につながるでしょう。
デスク周りの事務用品が乱雑に散らかってしまう場合、デスク上に専用の収納スペースを用意しましょう。ぜひ卓上収納に注目してみてください。
卓上収納にもさまざまなタイプがあるので、収納したいアイテムに合わせて選択するのがおすすめです。
ぜひ好みのものをチェックしてみてください。
卓上収納も、サイズが大きい方があれこれと収納できて便利。一方で収納量が増えれば増えるほど、デスク上の占有スペースが増えてしまいます。
「デスク上のスペースもできる限り広く取りたい!」という場合には、棚タイプを選択するのがおすすめです。机上ラックの上に収納スペースを取れば、ワークスペースを犠牲にする必要はありません。
オフィス用の収納アイテムは、通販で購入するのがおすすめです。発注に手間がかかりませんし、購入したアイテムは直接オフィスに届けてもらえます。
一方で通販には、「購入前に現物を確認できない」というデメリットがあります。失敗を防ぐためには、ぜひ以下の注意点4つを意識してみてください。
注意しなければならないポイント一つ目は、収納家具のサイズについてです。通販で購入する場合、詳細なサイズ情報が記載されていますから、忘れずにチェックしてください。
収納家具そのもののサイズももちろん大切ですが、実際にオフィス内に設置した際に、余裕を持って使えるかどうかも重要なポイントです。
これらの点を意識しつつ、詳細サイズを確認しましょう。
一度設置したら、長く使うオフィス家具。整理整頓に欠かせないアイテムだからこそ、常に負荷がかかる場所です。
キャビネット内には大量の書類を整理収納できますが、その重量はかなり重くなるでしょう。安心・安全に使える構造なのかも、購入前にチェックしてください。
しっかりした家具は価格も高くなりがちですが、その分長く使えるはずです。
大型の収納家具を購入する場合に、必ず検討しておきたいのが、搬入経路についてです。オフィス内に運び入れられなければ、設置はできません。
これらの場所は特に念入りにチェックしておきましょう。
購入したものの搬入できなかった場合、返品の手間が発生したり、持ち帰り料金がかかったりする恐れもあります。
オフィス収納家具を購入する前には、以下の準備を整えておきましょう。
オフィス用の収納家具を購入する前に、最低限やっておかなければならないのが、原状確認と問題把握です。
現在のオフィスがどのような状態で、どういった問題が発生しているのか。どのような収納アイテムを購入すれば解決できるのか、じっくり検討してみてください。
原状把握ができていないまま収納家具を購入してしまうと、
このような事態になりかねません。
オフィス内のどこにどのような問題が発生しているのか、誰が困っているのか明らかにすれば、本当に必要な収納家具も見えてくるでしょう。
新しい収納家具を購入する前には、いったんオフィスを整理整頓するのがおすすめです。本当に収納しなければならない物だけを集め、それらを納められるスペースを用意しましょう。
荷物を片付けないままキャビネットやデスク下収納を購入しても、使い勝手は向上しません。一度に全てを片付けるのは難しいため、少しずつ進めていくのがおすすめです。
近年、オフィス内でフリーアドレスを導入する企業も増えてきています。
この場合、キャビネットやロッカータイプの収納家具をオフィス内に設置し、私物を管理できるスペースを確保するのがおすすめです。
固定のデスクを持たないフリーアドレスの場合、デスク周りで自分用の事務用品を管理できません。その分、余裕を持って個々の収納スペースを確保することで、散らかりにくい環境を作れるでしょう。
オフィスの状況は、これから先もずっと同じというわけではありません。人数が増えたり、逆に減ったりすることもあるでしょう。また収納する物や優先度が変わる可能性もあります。
だからこそオフィスの収納家具は、レイアウト変更がしやすいものを選択するのがおすすめです。特に大型のキャビネットは、組み合わせの自由度にも注目して、選んでみてください。
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